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NEST Memory地域の記憶を未来へ
公式1955〜1976📍 若葉町(実篤公園・記念館)

武者小路実篤 ─ 仙川で過ごした終の20年

「仙川の家」で晩年を生きた文豪

執筆:株式会社SHARE NEST 編集部

「仙川の家」室内より庭を望む(1978年)/提供:青野友太郎・出典:せんがわ21 創刊号(1978年)

武者小路実篤 ─ 仙川で過ごした終の20年
「仙川の家」室内より庭を望む(1978年)/提供:青野友太郎・出典:せんがわ21 創刊号(1978年)

白樺派を代表する作家・武者小路実篤(むしゃこうじ さねあつ、1885〜1976)は、晩年の約20年間を仙川で過ごしました。

1955年(昭和30年)12月、70歳のときに調布市入間町荻野(現在の若葉町)へ移り住みました。子どもの頃から「年をとったら水のあるところに住みたい」と願い続け、自ら歩いてこの地を見つけたと伝えられています。京王線・仙川駅に近いことから、実篤はこの住まいを「仙川の家」と呼びました。

湧水と緑に恵まれたこの地で、安子夫人とともに穏やかで充実した日々を送りながら、絵画や随筆など多彩な創作を続け、1976年(昭和51年)に90歳で亡くなるまで暮らしました。

没後の1985年(昭和60年)、その業績を後世に伝えるため、旧邸宅(現在の実篤公園)に隣接して「調布市武者小路実篤記念館」が開館しました。実篤公園と記念館は、いまも仙川を代表する文化の拠点となっています。